
ハルツーム:12月27日、スーダンの準軍事組織、即応支援部隊(RSF)を率いるモハメド・ハムダン・ダガロ将軍はウガンダのヨウェリ・ムセベニ大統領と会談した。今年4月にRSFとスーダン軍の間で紛争が始まって以来、ダガロ氏がスーダン国外に出るのは確認されている限りこれが初めてである。
紛争開始以後、所在が明らかにされなかったダガロ氏はXに、両者はスーダンでの状況および戦争終結に向けた自身の見通しについて話し合ったと書き込んだ。ムセベニ氏もXへの投稿で会談について認め、ダガロ氏を田舎の別邸「ルワキトラ」に迎えたと述べた。
Today, I had the pleasure of visiting our sister country of Uganda and participating in a fruitful meeting with H.E. President @KagutaMuseveni. During the meeting, we discussed developments in Sudan and how to best address the hardships faced by our people. I briefed the… pic.twitter.com/KmwZdcPE3O
— Mohamed Hamdan Daglo (@GeneralDagllo) December 27, 2023
スーダン軍とRSFは4月中旬以降、紛争において対立しており、戦闘中止のための外交努力が行われてきたものの、首都ハルツームは破壊され、ダルフールでは民族対立による殺戮が起きている。
RSFは勢いを得ており、今月に入りスーダン中部の都市ワドメダニを占拠した。RSFの兵士たちは近隣の村を含む地域で略奪を行い、民間人を殺害していると非難されているが、RSFはこれを否定している。
27日、スーダン外務省は声明の中で、地域機構である政府間開発機構(IGAD)の事務局があるジブチで予定されていたスーダン軍トップ、アブドゥルファッターフ・アル・ブルハン氏との最初の面会にダガロ氏は出席できなかったと表明した。
戦争終結の道筋を探るために開かれるはずだった会談は、「技術的問題」により、来年1月に持ち越されることになったと声明は述べている。
この問題に詳しい情報筋は、会談は両者の意見の不一致から延期されたと話したが、それ以上の詳細は明かさなかった。
ロイター