
イスタンブール:トルコ治安部隊は、教会やシナゴーグ、イラク大使館への攻撃を計画したとして、テロ組織ダーイシュと関係があると見られる容疑者32人を拘束した。AFP通信が29日、治安筋の話として報じた。
治安筋の情報によると、トルコ国家情報機構(MIT)と警察は、イスタンブールや首都アンカラなどを含む9都市で、夜明けの強制捜査を実施した。
容疑者のうち3人は、同過激派組織の幹部と見られている。
今回の強制捜査では、「トルコのシナゴーグと教会」に加え、アンカラのイラク大使館に対しても計画されていた攻撃を未然に阻止したと、同治安筋は語った。
この数か月、トルコはジハード主義組織のダーイシュに対する作戦を強化してきた。
先週、アリ・イェルリカヤ内相は、同テロ組織に関わりがあると見られる容疑者らが32都市で304人、警察に拘束されたことを明かした。
過激派組織ダーイシュは、トルコ国内で数々の襲撃事件を引き起こしており、2017年にはイスタンブールのナイトクラブが襲われ、39人が死亡するなどしていた。
AFP