
ナジア・フーサリ
ベイルート:レバノンはコロナウイルスによる3人目の死亡者を発表した。79歳のがん患者の男性は水曜、ジベイルの病院で治療中に死亡した。
男性は感染未確認の別の男性と相部屋だった。
医師シンジケート長のシャラフ・アブ・シャラフは、「無症状の看護師15名と医師2名が自宅に隔離されています」と述べた。
国内すべてのエンターテイメント・娯楽施設が閉鎖され、路上には人がほとんどいない。レバノン内閣は国民に自宅での仕事や勉強を奨励するため、レバノン国営電気通信事業者Ogeroのユーザーのインターネット速度と容量を4月末まで倍増させた。
ベイルートのタクシー運転手モハメッドはアラブニュースに対し、「人々はモールに行くのをやめてしまい、ベイルートのスーク(青空市場)は空です。タクシーに乗ることさえ拒否し、そのかわり歩いています」と語った。
ソデコの販売員サラムは言う。「人々はコロナウイルスを恐れているので、服を買うことはもはや重要事項ではありません。毎日店を消毒して殺菌するようにしていますが、もうすぐ店を閉めることになりそうです」
レバノンの治安総局は、コロナウイルス対策のための閣僚委員会の決定事項の実行を開始し、すなわちシリアとの国境通過地点をすべて閉鎖し、居住許可なき入国を阻止している。
総局はまたレバノン人のシリア入国を禁止した。すべての国境通過地点が決議の4日後には閉鎖されると予想されている。
レバノンの首相は水曜、イタリア・韓国・イラン・中国との間の全フライトを1週間欠航とした。
レバノンはまた、フランス・エジプト・シリア・イラク・ドイツ・スペイン・英国からの乗客の入国を禁止している。
外交官、NGO職員、UNIFILメンバー、レバノン国民、および国籍や居住許可をまだ取得していないレバノン人の家族のメンバーは、レバノンへの帰国に3月16日までの4日間の猶予を与えられた。
ラフィク・ハリリ国際空港に水曜、105人の乗客を乗せたイランからの最後のフライトが到着したことについて、ソーシャルメディア上で広く批判が沸き起こった。ウイルスの影響を受けた国からの入国を許可したとして、ヒズボラと当局が非難の対象となった。
レバノン初のコロナウイルス感染者は、2月20日にイランのゴム市から到着した女性だった。