
ワシントン:ジョー・バイデン米大統領は1日、イスラム教のラマダン(断食月)までにイスラエルとハマスの紛争の停戦合意が成立することを「望んでいる」と述べたが、合意はまだ成立していない。
(月暦に応じて3月10日または11日に始まる)ラマダンまでの合意成立を期待しているかと尋ねられたバイデン氏は、ホワイトハウスで記者団に対し、「私はそう願っており、我々はまだ懸命に取り組んでいる。ただ、まだそこには到達していない」と語った。
「我々はそこに到達するだろうが、まだ到達していない。あるいは、到達できないかもしれない」とバイデン氏は付け加えたが、詳しく説明することなく、週末を大統領のキャンプ・デービッド保養地で過ごすためにヘリコプターに向かった。
バイデン大統領は今週初め、イスラエルとハマスの戦闘を6週間停止するための合意が月曜日までに成立することを期待していると述べていたが、スケジュールには徐々に遅れが出ている。
81歳の民主党大統領であるバイデン氏は、支援を受けようと必死になり、援助物資を載せた車列に殺到した数十人のパレスチナ人が死亡した翌日、米国は間もなくガザへの支援物資の空中投下を開始すると発表した。
バイデン氏は、この事件が交渉を複雑にする可能性があると述べたが、何が合意を妨げているのかについては1日にコメントせず、「交渉に関わることなので、言うつもりはない」と付け加えた。
AFP