

カイロ:アラブ連盟のアフマド・アブルゲイト事務総長は、パレスチナ人から必要不可欠な援助を差し控えることは、死刑宣告と集団懲罰に等しいと述べた。
アブルゲイト事務総長は、カイロのアラブ連盟本部で、国連事務次長兼ガザ人道復興上級調整官であるシグリッド・カーグ氏と会談した。
カーグ氏は、200万人以上のパレスチナ人に影響を及ぼしているイスラエルによるガザでの軍事作戦と封鎖が続くなか、ガザの人道状況について詳しく説明した。
アブルゲイト氏のスポークスマンであるジャマール・ルシュディ氏は、会談はここ数週間の人道状況の深刻な悪化と援助物資の輸送計画案に焦点を当てたと述べた。
アラブ連盟事務総長は、国際社会はガザで起きている悲劇の責任を共有していると述べた。それは、一部の重要な世界大国がイスラエルに黙認を与えた結果であり、イスラエルに、ハマスとの戦争において、非難されるべき非人間的な攻撃的行為を許している。
カーグ氏はアブルゲイト氏と、援助を提供するためのいくつかのアイデアと、イスラエルの強権的な態度の結果経験した困難について話し合った。
両者とも、パレスチナ自治政府によるガザ地区の支配を早急に回復することが、復興開始のために必要であるとの認識で一致した、とルシュディ報道官は述べた。