
ベイルート:レバノン南部の民家をイスラエルが攻撃し、少なくとも5人が死亡、うち4人は同じ家族で、9人が負傷した。同国の国営ニュースエージェンシー(NNA)が伝えた。
レバノンのイランに支援されたヒズボラとイスラエルは、10月にイスラエルとヒズボラの同盟国であるガザの過激派組織ハマスとの間で戦争が勃発して以来、ほぼ毎日のように国境を越えて致命的な交戦を繰り広げている。
NNAによれば、キルベト・セルム地区の民家に対する攻撃で、夫婦と子供2人、その他1人の4人家族が死亡し、母親は妊娠中だったという。この空爆で家は破壊され、近くに住む少なくとも9人が負傷したという。
AFPの集計によると、10月のイスラエル・ハマス戦争開始以来、レバノンではヒズボラ戦闘員を中心に少なくとも312人、民間人56人が死亡している。
戦闘は主に国境地帯で起きているが、レバノン国内でのより広範な紛争への懸念が高まっている。
先週火曜日、レバノン人夫婦とその息子が、イスラエルによる国境南部のフラ村の家屋への空爆で死亡した。
一方イスラエルでは、少なくとも10人の兵士と7人の民間人が死亡した。
AFPが集計したイスラエルの数字によれば、ガザ戦争の引き金となったハマスによるイスラエル南部への攻撃で、民間人を中心に約1160人が死亡した。
ハマスが支配するガザの保健省によると、ハマス殲滅のためのイスラエルの報復作戦によって、ガザでは30,960人が死亡した。
AFP