
ラバト:モロッコ東部の地域・地元指導者たちは今週、住民や市民社会グループと会合を持った。
フィギグの町では、数千人が水道料金の支払いを停止し、11月以来、飲料水の管理を町から地域の複数サービス機関に移行するという自治体の決定に抗議するために街頭で訴えている。
住民たちは、この政策変更によって自分たちの生活、ひいては地域社会の将来が危うくなるのではないかと心配している。
住民たちは看板を掲げ、自分たちの水は売り物ではないと唱えながら、この計画が民営化の口実であることを示唆しているが、当局はこれを否定している。
フィギグは、飲料水と灌漑用水をすべて地下帯水層に頼っており、その水は何世紀も続く運河システムを通って流れている。どちらも同じ水源に由来するにもかかわらず、新政策は飲料水にのみ適用される。
2月、運動のリーダーであるモハメド・ブラフミ氏が逮捕され、怒りが高まったと、彼の兄で仲間の活動家であるエル・モスタファ・ブラフミ氏は語った。
控訴裁判所は先週、扇動、役人への侮辱、無許可の集会への参加の罪で彼に8カ月の実刑判決を下した。抗議された計画は、モロッコが気候変動、干ばつ、地下水の枯渇に取り組む中で、インフラを整備し、水管理を合理化し、節約するための2020年の「国家飲料水供給・灌漑計画」の一部である。
改革が値上げや民営化につながることはないと当局が安心感を示しているにもかかわらず、限定的な民間投資を認める規定があることが、将来のアクセスと価格に対する不安の中心となっている。
同自治体は1月にフェイスブックで発表した声明の中で、改革は現行制度の「限られた資源」を拡大するものであり、処理施設を含む水道インフラの更新を国からの外部支援に頼ってきたと述べている。
同自治体のラチッド・ゼナティ事務局長は、こうした計画を確認し、運営委員会には、法律で義務付けられているように、複数のサービスを提供する機関を管理する地元の代表を含めると述べた。「混乱とコミュニケーション不足がある」とゼナティ事務局長は述べ、フィギグの伝統的な灌漑システムには影響がないことを強調した。
知事は木曜日にフィギグの住民や市民団体と会談したという。
抗議行動は、モロッコの4つの地域のうち、この政策が導入された地域の小さな町に限られているが、モロッコは最終的に12の地域それぞれに改革を拡大したいと考えている。
モロッコは昨年から、東部地域を含めて改革を実施している。
フィギグはこの地域の8県のひとつである。
AP