
ドバイ:中国籍の石油タンカーが土曜日イエメン沖で、紅海の海運に対する攻撃を強化しているフーシ派の反乱軍が発射した弾道ミサイルにより攻撃された。
パナマ船籍で中国が所有・運航する黄浦号は救難信号を発したが、支援を要請しなかったと、米中央軍(CENTCOM)は日曜日の早朝、ソーシャルメディアXの声明で述べた。
「死傷者は報告されておらず、船は航路を再開した」と声明は述べている。
イエメンの紅海沿岸の大部分を支配するイランに支援された反政府勢力は、過去4ヶ月間、ガザのパレスチナ人と連帯するためだと言って、ミサイルやドローンによる船舶攻撃を何十回も行っている。
MARCH 23 RED SEA UPDATE
— U.S. Central Command (@CENTCOM) March 24, 2024
From 2:50 to 4:30 a.m. (Sanaa time)
March 23, the Iranian-backed Houthis launched four anti-ship ballistic missiles (ASBM) into the Red Sea in the vicinity of M/V Huang Pu, a Panamanian-flagged, Chinese-owned, Chinese-operated oil tanker.
At 4:25 p.m.… pic.twitter.com/n1RwYdW87E
CENTCOMと英国海軍の英国海軍諜報機関(UKMTO)によると、船上で火災が発生したが、30分以内に鎮火したという。
海洋安全保障機関アンブレイによると、同船はその後、紅海からアデン湾に入り、次の寄港地であるインドのニュー・マンガロールに向かって航行中であった。
UKMTOによれば、攻撃はイエメンのモカ港の西23海里で発生した。
CENTCOMによると、フーシ派は紅海で4発の対艦弾道ミサイルを発射した。
「フーシ派は以前、中国の船舶を攻撃しないと表明していたにもかかわらず、黄浦号を攻撃した」という。
アンブレイによると、「タンカーは2024年2月に、名前と運航会社を含む登録の詳細が変更されていた」という。
アンブレイによれば、このタンカーはイギリスのユニオン・マリタイム社によって2019年に登録されたもので、以前にも同じ会社の別の船舶がフーシ派に狙われていたという。
フーシ派は、イスラエル、イギリス、アメリカの船舶やイスラエルの港に向かう船舶を標的にし、重要な貿易ルートの交通を混乱させると宣言している。
紅海の海運を守るための国際連合軍を率いるアメリカは、1月中旬からイエメンのフーシ派を攻撃している。
CENTCOMによると、フーシ派への攻撃後、米軍はフーシ派が発射した6機の無人機と交戦し、うち5機は紅海に墜落した。
6機目はイエメンのフーシ派支配地域に飛来したという。
AFP