
ジェッダ:イスラエルは、ガザに入る他の援助物資に比べ、食糧の搬入を意図的に遅らせ、遮断している、と国連が火曜発表した。
飢饉が迫りつつある今、この発表は、イスラエルが飢餓を戦争の道具として使用しているとの懸念を煽るものであり、国際法上の犯罪である。
国連の人道支援機関によれば、3月の統計では、食糧輸送許可は、他の援助よりもはるかに困難であったという。「特に70%の人々が飢餓状態に直面している、北部に向かうはずの食糧輸送車両は、他の物資を運ぶ輸送車両より、3倍も拒否される可能性が高い」とイェンス・ラーケ報道官は述べた。
ラーケ報道官はまた、援助物資は十分な量がガザに搬入されているが、問題は非効率的な配布だとするイスラエルの主張を否定した。援助物資の物流を管理する、イスラエル国防省の機関によると、過去2日間で741台のトラックが検査され、ガザへの入国が許可されたが、国連援助機関によって配布されたのは267台分の援助物資のみ、そのうち146台分は食料であったという。「援助物資はある、配布こそが重要なのだ」とイスラエルは述べた。
同報道官は、そのような比較は無意味だと述べた。イスラエルによって検査されるトラックは通常、イスラエル側の要求により半分しか積載されていない、と指摘した。ガザ内に入ると、トラックは倉庫に移動する前に満杯に物資を積載される。「だから、数字が一致することはない」と批判した。
「1日ごとにカウントして比較するのは、検問所の遅延や倉庫への移動が考慮されていないため、あまり意味がないです。戦争当事国、特にガザの占領国であるイスラエルには、人道的アクセスを国境で止めないよう促進し、確保する義務があります」と同報道官は続けた。
一方ハマス側は火曜、イスラエルによるガザ停戦の提案は、パレスチナ武装勢力の要求のどれも満たしていないが、再検討するとした。戦場では、ガザ中心部のアルマガジ・キャンプにある、自治体の建物をイスラエルが空爆し、議長のハテム・アル・ガムリ氏ら市民4人が死亡したと、政府の報道局が伝えた。イスラエル軍は、アル・ガムリ氏はハマスの戦闘員だと主張した。