
ベイルート:レバノンの、イランに支援された武装勢力ヒズボラは、12日イスラエルの砲兵陣地に「数十発のカチューシャロケット」を発射したと発表した。
ハマスと同盟関係にあるヒズボラは、ハマスが10月7日にイスラエル南部を攻撃し、ガザでの戦争を引き起こして以来、イスラエル軍とほぼ毎日国境を越えて砲撃し合っている。
ヒズボラの戦闘員たちは、「敵の砲兵陣地に、数十発のカチューシャロケットを発射した」と声明で述べ、「南部の村や民家への敵の攻撃に対抗した」と続けた。
イスラエル軍は、「レバノン領内から約40発の発射が確認され、一部は迎撃した。負傷者は報告されていない」とし、レバノンから飛来したヒズボラの軍事ドローン2機も迎撃したと続けた。
レバノンの国営通信は、イスラエルが国境付近の村を砲撃したと報じた。
AFPの集計によると、この国境での紛争によりレバノンではこれまでに少なくとも363人が死亡、そのほとんどがヒズボラ戦闘員だが、少なくとも70人の民間人も含まれている。
イスラエルでは、10人の兵士と8人の民間人が死亡したと軍が発表している。
数万人の市民が国境の両側で避難している。
AFP