

ジュネーブ:国連は金曜日に、戦争で荒廃したスーダンに対して求められている27億ドルのうち12%しか受け取っていないと警告し、「飢饉が迫っている 」と付け加えた。
スーダンでは2023年4月に軍と即応支援部隊(RSF)との間で戦争が勃発して以来、数万人が死亡、数百万人が避難民となっている。
国連によれば、140万人以上が国外に逃れている。
人道問題調整事務所(OCHA)のイェンス・ラーケ報道官は記者団に対し、「資金不足は深刻だ」
「より多くの資金が迅速に提供されなければ、人道支援組織は飢饉を食い止め、さらなる困窮を防ぐために規模を拡大することは間に合わないだろう」
「スーダンでは、人口の半分にあたる2500万人が人道支援を必要としている。飢饉が迫っています。病気も迫っている。特にダルフールでは、戦闘が市民に迫っている」と発言した。
国連はここ数日、RSFがダルフール西部の最後の主要都市エル・ファッシャーの支配を目指すなか、人口密集地での激しい戦闘が報告されていることに懸念を表明している。
「今こそ、ドナーたちは誓約を実行に移し、スーダンを支援し、崖っぷちに追い込まれつつある現在の軌道を変える一翼を担ってほしい」
国連世界保健機関(WHO)のスーダン代表であるシブル・サハバニ氏は、次のように述べた: 「スーダンで13カ月に及ぶ戦争が起こり、900万人が避難し、これは人口の約17%に相当する」
「この紛争により、保健システムはほぼ崩壊しています。この戦争で16,000人近くが死亡し、33,000人が負傷しています」
サハバニ氏は、実際の犠牲者はもっと多いだろうと述べた。
RSFとスーダンの武装勢力は、ともに戦場での勝利を望んでいると見られており、それぞれが外部からの支援を受けている。
国連人権チーフのフォルカー・ターク氏は今週、暫定主権評議会議長のアブドゥルファッターフ・アル・ブルハン中将と即応支援部隊(RSF)司令官のモハメド・ハムダン・ダガロ将軍と個別に会談した。
国連人権スポークスウーマンのラヴィナ・シャムダサニ氏は、「彼は両者に対し、直ちに、そして公に、事態を緩和するために行動するよう求めた」と述べた。
AFP