
アラブニュース
ドバイ:イランは国内の新型コロナウイルスの感染者とその死亡者を大幅に過少報告している。その数字は、さまざまな国営・地元メディア、地域当局、保健省当局者が示しているものとは違っている、と放送サービスのラジオ・ファルダは述べた。
自社の収集データが、2月19日以来イランの31州で、59,120人が新型コロナウイルスの検査で陽性となり、この致命的なウイルスに感染して入院し、3,036人がその犠牲者となったことを明らかにしていた、とラジオ・ファルダは述べた。
政府算出の数字は3月25日現在、新型コロナウイルス感染症によりイランで2,077人が死亡し、今まで同ウイルス感染の症例報告は27,017例であることを示している。
イラン政府当局はテヘラン州とゴム州で、COVID-19の犠牲者数公表に消極的だ。これはどうも、この2州の周辺地域での犠牲者数が多いからであるらしい、とラジオ・ファルダは述べた。
世界でシーア派神学校が最も集まっているゴムは、イランの中でこの致命的なウイルス感染のホットスポットとなっている。専門家たちの多くが、国内で新型コロナウイルスを感染拡大させたことで、ゴムの中国人シーア派学生を責めてきた。
保健省当局者は感染者数に関しても、同省のデータが新型コロナウイルスの最終検査に基づいていると主張したが、COVID-19の重篤な症状ではあるが、このウイルスの検査を受けなかった人の数は除外していた、とこの放送サービスは同じように述べた。
ラジオ・ファルダは自社のデータが非常に控え目に試算したもので、実際の犠牲者数はもっと多くなるだろうとも述べていた。