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エジプト イスラエル軍がガザ側から撤退しない限り、ラファ検問所は再開できない

スペインのホセ・マヌエル・アルバレス外相(写真外)と共同記者会見に臨むエジプトのサミーフ・シュクリー外相(2024年6月3日、スペイン・マドリードにて)。(ロイター)
スペインのホセ・マヌエル・アルバレス外相(写真外)と共同記者会見に臨むエジプトのサミーフ・シュクリー外相(2024年6月3日、スペイン・マドリードにて)。(ロイター)
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03 Jun 2024 10:06:52 GMT9
03 Jun 2024 10:06:52 GMT9
  • エジプト外相サーミフ・シュクリー氏「パレスチナ政権なしでラファ検問所の運営継続は難しい」

ドバイ:エジプトからガザへの援助物資の輸送に不可欠なラファ検問所は、イスラエルが管理権を放棄し、ガザ側のパレスチナ人に返還しない限り、再び使用することはできないと、エジプトのサーミフ・シュクリー外相が月曜日に述べた。

イスラエルは先月、ラファ検問所でのハマスに対する攻撃で、この検問所を含むガザとエジプトの国境全体を占拠した。同検問所は、イスラエルに包囲されたガザに住む230万人の住民にとって、外界とつながる唯一の生命線でもある。

「ラファ検問所がパレスチナの政権なしに運営を続けることは難しい」とシュクリー氏はマドリードで行われたスペイン側との記者会見で語った。

シュクリー氏は、1979年のエジプト・イスラエル和平条約は「地域の安全と安定のための強固な基盤であり続け、この重要な条約を守るために、誰もが責任を持って検討し、対策を講じなければならない」と述べた。

先週、エジプト治安筋によると、パレスチナ人数人を追跡し殺害した際に境界線を越えたとされるイスラエル軍との銃撃戦でエジプト軍兵士が死亡し、緊張が高まる中での発言だった。

エジプト治安情報筋によると、日曜日に行われたアメリカ、エジプト、イスラエルの政府高官による会議は、横断歩道の再開に関する合意はなかったものの、前向きなものだったという。エジプト代表団は、パレスチナ当局が再開に合意すれば、欧州の監視団が国境でパレスチナ当局の運営を監視することを容認すると述べた。

イスラエル国防大臣のヨアヴ・ガラント氏は日曜日に、イスラエル軍はハマスが武器を密輸するため、あるいは戦火を逃れる手段として使用しているガザとエジプトの間のトンネルを破壊しようとしていると述べた。エジプトはそのようなトンネルの存在を否定している。

和平条約の下、エジプトとイスラエルはイスラエル、エジプトのシナイ半島、ガザの国境周辺の安全保障問題で緊密に協力してきた。2007年にハマスがガザを掌握した後、両者は共同でガザ封鎖を支持した。

シュクリー氏はまた、ハマスとイスラエルに対し、バイデン米大統領が提示した現在のガザ停戦案を受け入れるよう求めた。

ジョー・バイデン米大統領が提示したガザ停戦案を受け入れるようハマスとイスラエルに求めた。「今はイスラエルの反応を待っているところだ」と述べた。

ベンヤミン・ネタニヤフ首相の側近は日曜日に、イスラエルはガザ戦争終結のための枠組み合意を受け入れたが、欠陥があり、もっと多くの作業が必要だと述べた。

ロイター

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