
アンマン:ヨルダン当局者は水曜日、シリア南部で活動するイランに関連したネットワークが密輸した麻薬のここ数年で最大の押収事件として、同国がサウジアラビア近くの国境ポストを通じて数百万錠のカプタゴンを密輸する2つの計画を阻止したと発表した。
ammonnewsの報道によると、麻薬取締局の職員は、「隣国に向かっていた大量の麻薬の密輸を阻止し、地域の麻薬密輸ネットワークにつながる2つのギャングのメンバーを逮捕した」と述べた。
公安総局によると、2件の密輸を阻止した際に、約950万錠の麻薬と143kgの麻薬ハシシが発見されたという。また、2つのギャングのメンバーを打倒したという。
戦争で荒廃したシリアは、カプタゴンとして知られる中毒性のアンフェタミン型覚せい剤を大量生産する地域の主要拠点となっており、ヨルダンは湾岸諸国への重要な中継ルートになっていると、欧米の麻薬対策当局者は言う。
ヨルダン政府関係者は、欧米の盟友と同様、レバノンのイラン支援組織ヒズボラとシリア南部の大部分を支配する親イラン民兵が、数十億ドル規模の麻薬と武器取引の急増の背後にいると言う。イランとヒズボラはこの疑惑を否定している。
『インターナショナル・アディクション・レビュー・ジャーナル』誌に掲載された調査によると、利用者は1錠10ドルから25ドルの範囲で支払っていると推測されている。