
ジュネーブ:国連世界食糧計画(WFP)は、治安情勢を見極めるため、米軍の臨時桟橋を利用したガザへの援助物資の配送を一時停止した。
ステファン・デュジャリック報道官は、週末にイスラエルが行った人質救出作戦が4人を解放したものの、ハマスが支配するガザの保健当局によれば、274人が死亡、700人近くが負傷した。
「世界食糧計画の同僚によると、私たちのスタッフとパートナーの安全を確保するため、安全状況の徹底的な評価が行われるまで、浮きドックでの活動を一時的に停止するとのことです」と、国連事務総長のスポークスマン、ドゥジャリックは語った。
「私たちは皆、週末にガザで起きたことを見てきた。メディアの報道をいくつか目にした。また、米中央軍司令部が、イスラエル軍による人質作戦では浮桟橋は使用されなかったと公言したことにも注目している」と述べた。
「このような作戦が行われ、多くの犠牲者が出た後では、人道支援に携わる者たちが一旦立ち止まって状況を見るのは普通のことだと思う。そして願わくば、我々の方からできるだけ早く使えるように戻したい」と付け加えた。
国防総省のスポークスマンであるパット・ライダー少将は月曜日、記者団に対し、イスラエルの作戦は仮設桟橋の近くで行われたが、援助物資の輸送活動やその機材・人員とはまったく別のものであったと語った。
「我々は、USAID、世界食糧計画、イスラエル、そしてすべての関係者と緊密に協力し、安全確保に努めていく」とライダー少将は語った。
彼はまた、高波が桟橋経由の援助物資の輸送を再び中断させたと述べた。
「昨日と今日の海況のせいで、追加の援助物資が土手道を通過するのを妨げている。
ガザは、イスラエルによるパレスチナ過激派組織ハマスに対する作戦によって壊滅的な打撃を受けており、現在9ヶ月目に突入している。
AFP