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国連難民機関、2023年に1億1700万人が強制移住すると発表

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13 Jun 2024 12:06:36 GMT9
13 Jun 2024 12:06:36 GMT9
  • 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の報告書によると、過去12年間、強制的に避難させられた人々の数は年々増加している。

ジュネーブ:国連難民機関は木曜日、昨年末の時点で、強制的に避難を余儀なくされている人々の数が過去最高の1億1730万人に達したと発表、世界的な政治的変化がなければ、この数字はさらに増加する可能性があると警告した。

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のフィリッポ・グランディ上級弁務官は、「これらは難民、庇護申請者、国内避難民、紛争や迫害、複雑化する暴力によって強制移住させられている人々である」

「紛争は依然として、避難の非常に深い原動力となっている」と述べた。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、強制移住の世界的傾向に関する報告書の中で、過去12年間に強制移住させられた人々の数は年々増加していると述べた。

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の推計によれば、2024年の最初の4ヶ月間、強制移住は増加の一途をたどっており、その数は4月末までに1億2千万人を超えた可能性があるという。「国際的な地政学的な変化がない限り、残念ながら、この数字は上昇し続けるだろう」とグランディ氏は述べ、新たな紛争のリスクに言及した。

グランディ氏は、他の危機よりも注目度が低いにもかかわらず、「最も壊滅的なもののひとつ」と表現した。

900万人以上が国内避難民となり、さらに200万人がチャド、エジプト、南スーダンを含む近隣諸国に逃れている、とグランディ氏は述べた。「毎日、何百人という人々が到着しています」と、彼はチャドに安全を求める人々の流入について言及した。ガザでは、イスラエルの砲撃と地上作戦によって、約170万人(パレスチナ人居住区の人口の80%近く)が国内避難民となり、その多くは何度も避難を繰り返している。

グランディ氏は、イスラエルの軍事攻撃から逃れるために、ガザ人が南部の国境の町ラファ検問所からエジプトに渡る可能性があり、それは破滅的なものになると警告した。「ガザの外にまた難民の危機が発生すれば、あらゆるレベルで壊滅的な打撃を受けることになります」

ロイター

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