
バリ: コミュニケ草案によると、主要7カ国(G7)首脳は金曜日、イランに対し、核濃縮プログラムを推進しないよう警告するとともに、テヘランが弾道ミサイルをロシアに譲渡した場合には、新たな措置を実施する用意があると述べた。
「われわれはテヘランに対し、核のエスカレーションを停止し、撤回するよう求めるとともに、民生に正当な理由のないウラン濃縮活動を停止するよう求める」と、ロイターが見た声明は述べている。
国連核監視団の報告書によれば、イランはフォルドー核施設にウラン濃縮用遠心分離機を急速に増設し、他の遠心分離機も設置し始めたという。
IAEAの基準によれば、イランは現在、兵器級の90%に近い60%までウランを濃縮しており、このレベルまで濃縮すれば、核兵器3個分の濃縮度を持つ。
G7は、「イランは、6月5日の理事会決議を含むIAEAの監視・検証メカニズムに全面的に協力し遵守することで、真剣な対話に参加し、その核プログラムが専ら平和的なものであるという説得力のある保証を提供しなければならない」と述べた。
イランは、核開発は平和目的のみであるとしている。
各国首脳はまた、ロシアがウクライナとの戦争に役立つ弾道ミサイルをロシアに送る契約を結ぶことについて、イランに警告した。
「我々はイランに対し、ロシアのウクライナ戦争を支援することをやめ、弾道ミサイルや関連技術を移転しないよう求める」
ロイター