

ブルゲンシュトック(スイス): 日曜日に開催されたウクライナ和平サミットでは、数十カ国の国々が、戦争を終結させるための和平交渉においてはウクライナの「領土保全」が尊重されるべきであり、永続的な解決のためには「全当事者間の対話」が必要であると述べた。
スイスで開催された2日間の主要な外交サミットの終わりに発表された最終コミュニケでは、大多数の国が、捕虜となった兵士の完全な交換と、国外に追放されたウクライナの子どもたちの返還を求めた。
サミットのスクリーンに映し出された支持国リストには、インド、サウジアラビア、アラブ首長国連邦が含まれていなかった。
「私たちは、和平の実現にはすべての当事者の関与と対話が必要であると考える」と文書は述べている。
さらに、「我々は、ウクライナを含むすべての国家の主権、独立、領土保全の原則を、その国際的に承認された国境内で維持することを再確認する」と付け加えた。
90カ国以上がスイスのリゾート地ブルゲンシュトックに集まり、紛争からの脱却を目指すキエフの提案について討議した。
ロシアは招待されておらず、サミットを「ばかばかしい」無意味なものとして拒否した。
キエフは、ロシアと良い関係を維持している国々からの出席を確保しようと努力していた。
最終文書ではまた、すべての捕虜を「完全な交換」で解放し、「国外追放され、不法に避難させられた」すべてのウクライナの子どもたちをウクライナに戻すよう求めた。
キエフは、ロシア軍が制圧したウクライナの東部と南部から2万人近い子どもたちが拉致されたと非難している。
サミットの作業部会では、世界の食料安全保障と原子力の安全性の問題も取り上げられた。
「食糧安全保障はいかなる形であれ武器化されてはならない」と宣言は述べ、黒海とアゾフ海の港へのアクセスは世界の食糧供給にとって「極めて重要」であると付け加えた。
また、ウクライナがザポリツィア原子力発電所を「完全に主権的に管理」することも求めた。
ウクライナ南部に位置するこの施設は、ヨーロッパ最大の原子力発電所であり、戦争初期からロシア軍に支配されている。
AFP