
エルサレム:イスラエルの財務相は、自国の銀行システムと占領下のヨルダン川西岸地区にあるパレスチナの銀行との協力を認める免除措置を延長したと、財務相の報道官が日曜日に発表した。
6月末で期限切れとなるこの免除措置は、イスラエルの銀行がパレスチナ自治政府に関連するサービスや給与のシケル決済を処理することを認めるものである。これがなければ、パレスチナ経済は打撃を受けていただろう。
べザレル・スモトリッチ財務相は、先日の閣議でこの免除措置を延長した、と報道官は述べた。
ジャネット・イエレン米財務長官は、ヨルダン川西岸地区とガザ地区の打撃を受けた経済を機能させ、安全保障を確保するために、イスラエルとパレスチナのコルレス銀行関係をオープンにしておくことが重要だと述べた。
パレスチナ経済は、イスラエル・シェケル建ての取引を処理するために、この関係に大きく依存している。
公式データによると、2023年には約530億シェケル(140億ドル)がパレスチナの銀行でやり取りされた。
ロイター