
ドーハ:イスラエルとハマスのガザ停戦合意について協議するため、米国とイスラエルの諜報機関長官が水曜日にドーハを訪れる予定であることが、協議に詳しい情報筋の話としてAFP通信に伝えられた。
CIAのウィリアム・バーンズ長官とイスラエルのモサドのデビッド・バルネア長官は、水曜日にドーハを訪れる。
カタールは、エジプトとアメリカの支援を得て、ガザの停戦と人質解放に向けた水面下の交渉を数ヶ月続けてきた。
バルネア氏は金曜日にドーハを訪れ、交渉官たちによる新たな働きかけを受けた。エジプトも今週会合を開く予定だった。
この情報筋は、協議の機密性のため匿名を条件に語ったが、カタールの首都での協議は、「最初の停戦から、より持続可能な平穏期への移行を確保する」ことに焦点が当てられていたという。
数ヶ月前から、敵対行為の停止は、最初の停戦から始まる段階的な取り決めが中心となっている。
最近の議論では、ジョー・バイデン米大統領が5月下旬に概説した、イスラエルが提案したという枠組みに焦点が当てられている。
月曜日、協議に詳しいパレスチナ当局者はAFPに、ハマスの代表団がイスラエルとの間接協議に参加する一方で、両者の間にはいくつかの「相違点」があると語った。
そのうちのひとつは、イスラエルが、ハマス、ファタハ、イスラム聖戦、人民戦線の幹部ら、15年以上もイスラエルの刑務所で過ごしている100人のパレスチナ人囚人の釈放を拒否していることである。
同高官によれば、もうひとつはハマスが要求している、エジプトとのラファ検問所と、ガザとエジプトの国境沿いのフィラデルフィア回廊と呼ばれる一帯からの「イスラエルの完全撤退」である。
その他のポイントは、ガザに住む「避難民の帰還に関するもの」だという。
ハマスは先週、イスラエルが繰り返し拒否してきた「完全な」停戦の主張を取り下げることを示唆した。
ネタニヤフ首相の事務所は日曜日の声明で、「いかなる取り決めも、戦争のすべての目標が達成されるまで戦うことを認めるものだ」と繰り返した。
会談に先立ち、ガザ北部や他の地域では戦闘が激化し、数千人のパレスチナ人が新たに避難している。ハマスの政治指導者イスマイル・ハニヤ氏は、交渉が「振り出しに戻る」可能性があると警告した。
AFP