• 予報官は、今後さらなる異常気象が続くと警告し、住民に特に危険な地域を避けるよう注意を促す。
• 国連人口基金、数千人に援助物資を配布、さらに多くの人々が絶望的な支援を必要としているが、「課題は莫大」であると発表

サイード・アル・バタティ

アル・ムッカラー：イエメン国立気象センターは木曜日、全国で少なくとも45人が死亡し、数千人が避難した7日間の集中豪雨と鉄砲水を受けて、さらなる異常気象が到来すると警告する通知を発表した。

同センターは、中央高地と西部および南部の海岸沿いの人々に、水路や谷を車で通ったり、そこに留まったりしないよう注意を促した。

西部のホデイダ州の当局によると、ここ数日の大雨と鉄砲水により、少なくとも30人が死亡し、数千人が家を離れなければならなかった。

フーシ派のホデイダ州知事Mohammed Guhim氏は、フーシ派が運営するAl-Masirah TVに対し、5人が行方不明であり、雨と洪水は約500の不動産に住む数千人の住民に影響を与えたと述べた。

木曜日、親政府民兵組織「ジャイアンツ旅団」は、ホデイダのヘイズ地区で車を運転中に鉄砲水に流され、兵士1人が死亡、2人が行方不明になったと報告した。

ソーシャルメディア上で共有された画像や映像は、ホデイダのほとんどの州地区を襲った激しい雨を示し、その結果、鉄砲水が家屋を浸水させ、他の多くの家屋を断絶させ、道路、住宅、車、農作物を流した。洪水の犠牲者の遺体はホデイダ全域で発見され、住民は緊急に助けを求めた。

国連人道問題調整事務所は水曜日、この雨によりホデイダ州の数千人が大きな被害を受け、数十人が死亡、行方不明、負傷し、家屋やインフラに深刻な被害が出ていることを確認した。

また、8月2日にタイズのMaqbanah地区で発生した大洪水により15人が死亡し、10,000人が避難し、少なくとも80の井戸が埋まり、農作物の畑が流され、家屋やインフラが破壊され損壊したと発表した。

ハジャ、マウィート、レイマの各州でも豪雨と鉄砲水により人命が奪われ、家屋が損壊した。

国連人口基金のイエメン事務所は木曜日、アラブニュースに対し、ホデイダで6,797人、ハジャで3,976人、アル・マヒートとレイマで665人に緊急救援物資を配布したと述べた。救援物資、現金支援、追加食料支援、衣料品などの非食料品など、多くの人々が援助を切実に必要としているという。

「洪水で道路が寸断され、いたるところに水が溢れているため、被災住民へのアクセスが困難であり、増大するニーズを満たすための物資が不足しているなど、課題は非常に大きい」と同基金は述べた。

ホデイダでは、村や町を襲った大雨と鉄砲水について、住民は「前例がない」と述べた。ホデイダのヘイズ地区に住むアリと名乗るイエメン政府軍兵士はアラブニュースに、軍のバリケード、塹壕、弾薬、貯水タンク、その他の備品がマンゴーやバナナの木とともに大洪水で流されたと語った。

「これほど大規模な大雨と激しい洪水は20年ぶりだ」と彼は言い、洪水によってフーシ派が仕掛けた地雷も発掘されたと付け加えた。

洪水による壊滅的な被害を受けて、イエメンは国際的に承認された政府として、海外からの援助を緊急に要請した。

「深刻な状況である。被害を受けた人々の痛みを和らげ、最も影響を受けた場所で必要な代替手段を提供し、緊急の洪水排水対策を実施するために、即時かつ徹底的な行動を必要とする」と計画・国際協力省は公式イエメン通信が報じた声明の中で述べた。