
ジュネーブ:スーダンの壊滅的な紛争の停戦を確保するための米国主催の協議が、スーダン政府の欠席にもかかわらず、水曜日にスイスで開始された。
アブドゥルファッターフ・アル・ブルハン将軍率いるスーダン軍と、同将軍の元副官モハメド・ハムダン・ダガロ率いる即応支援部隊(RSF)との間で、2023年4月から戦争が激化している。
この協議は、トム・ペリエロ米スーダン特使によって招集されたもので、ペリエロ特使は開会セッションの後、「銃を黙らせる時が来た」と述べた。
協議は最長で10日間、スイスの非公開の場所で開かれる。
RSFの代表団が参加する一方で、スーダン軍(SAF)はワシントンがアレンジした形式に不満を抱いている。
国務省のヴェーダント・パテル報道官はスーダン軍について、「われわれは、彼らには参加する責任があることを強調してきた」
ワシントンで記者団に語ったパテル報道官は、米国は「世界で最も悲惨な人道的状況のひとつ」に対処するために、できる限りのことをする必要があると感じていると述べた。
ペリエロ氏は先に、軍に対して「世界が見ている」と警告した。
協議はサウジアラビアとスイスが共催し、アフリカ連合、エジプト、アラブ首長国連邦、国連が運営グループとして活動している。
SAFがいなければ、他の出席者は会談の議題を進めるだろう。
「我々の焦点は、敵対行為の停止を達成し、人道的アクセスを強化し、具体的な結果をもたらす強制メカニズムを確立するために前進することだ」とペリエロ氏は語った。
残忍な紛争は、世界最悪の人道危機のひとつを引き起こしている。
戦闘によって5人に1人が避難を余儀なくされ、数万人が死亡している。
国民の半数以上にあたる2500万人以上が深刻な飢餓に直面している。
国境なき医師団(MSF)のスーダン・プログラム・マネージャーであるヴィットリオ・オピッツィ氏は、両当事者が国際法に違反して人道的アクセスを「操作」していると述べた。
同氏は記者団に対し、MSFは紛争地帯での活動には慣れており、安全で妨げのないアクセスは「敵意の停止や紛争の解決に依存すべきではない」と述べた。
AFP