
ベイルート:金曜日、イスラエルによるレバノン南部の空爆により、10歳の少年を含む少なくとも10人のレバノン国民が死亡した。
イスラエルによるエスカレーションの激化は、レバノン軍司令官ジョセフ・アウン将軍とフランス軍作戦担当副参謀長ティエリー・ガレタ将軍の会談と重なった。
レバノン軍司令部は、「両軍の協力強化の方法と南部国境の動向について話し合った」と述べた。
ある治安筋は金曜日に、イスラエルは「前線であろうと後方であろうと、移動する者の所属やヒズボラでの軍事的地位に関係なく、現場で動くものすべてを標的にすることに重点を置いているようだ」と述べた。
この情報源はまた、「標的とされた者の年齢が若い 」ことも指摘している。
レバノン南部の国境地帯を標的にしたイスラエルの別個の空襲で、少なくとも8人のヒズボラ・メンバーが殺害された。
2023年10月8日に南部戦線が開設され、ヒズボラとイスラエル軍の間で敵対行為が始まって以来、初めて標的となった地域もあった。
午前8時、ヒズボラは 「上ガリラヤのメロン山に向けてロケット弾の一斉発射を行い、メロン基地の航空監視・作戦管理ユニット本部の諜報機材を適切な武器で狙い、直接命中させ、破壊に至った 」と発表した。
イスラエルのメディアは、北部で警戒レベルが引き上げられたと報じ、「興味深い一日が待っている 」と指摘した。
その中で、2発のロケット弾によるメロン空軍基地の被害が指摘された。
イスラエル軍は事件の調査を開始した。
イスラエル・チャンネル12は、軍報道官の言葉を引用し、軍はレバノンからメロンに5発のロケット弾が発射されたのを確認し、そのうちの何発かを迎撃したが、負傷者は出なかったと伝えた。
イスラエル軍機は午前10時頃、西部地区のテイル・ハルファを急襲し、ヒズボラのメンバー3人を殺害した。ハッサン・ウィサム・ハルクース氏(19歳)とカセム・サレー・ハルクースし2(20歳)は南部のトゥーラ出身でいとこ同士、アキール・カセム・ガリブ氏(34歳)はテイル・ハルファ出身である。
正午、イスラエルの無人偵察機は、ビント・ジュベイル地区のアィタ・アル・ジャバルに向かう道路上の車に2発の誘導ミサイルで攻撃を仕掛け、ヒズボラ・メンバーのモハメド・アフメド・ナジムさんと、彼の10歳の甥ズルフィカル・ファディ・ラドワン君を殺害した。
ミサイルが直撃したとき、子どもは叔父を出迎えるために叔父の車に向かって走っていた。
アィタ・アル・ジャバルは、10月8日の開戦以来初めて砲撃を受けた。
イスラエル軍の空爆はメイズ・アルジャバルとドゥール・クファルケラの町を襲った。
砲撃は、クファルチョーバとクファルハムの町の郊外を標的にした。
イスラエル軍からの重機関銃の射撃は、中央部のアイタ・アル・シャブの町も直撃した。
ビント・ジュベイル地区のアイタルーンでは、ドローンが誘導ミサイルでオートバイを空爆した。
保健省保健緊急センターは、メイ・アル・ジャバルとアイタロウンを標的とした空爆で2人が死亡、3人が負傷したと発表した。
西ガリラヤのアル・マリキヤとシュトゥラの入植地ではサイレンが鳴り響いた。
また金曜日、ヒズボラはアル=マリキヤのイスラエル軍用地を砲弾で攻撃したと発表した。
ヒズボラの連続声明によると、ヒズボラはまた、「カザの丘周辺に配置されたイスラエル軍兵士を砲弾で攻撃 」し、「アル・アバド軍事施設 」も攻撃対象とした。
イスラエルのメディアは、「ヒズボラのロケット砲撃によるアル・マリキヤ遺跡内の被害 」を報じた。
イスラエルのウェブサイト 「Walla 」は、2023年10月8日以来、ヒズボラとの対立で死亡した44人を数え、その中には24人の民間人、19人の将校と兵士、1人の外国人労働者が含まれている。
イスラエルのサイトによると、負傷者の数は 「イスラエル軍の141人の兵士と将校を含む271人のイスラエル人に達した」
同サイトはまた、「先月レバノンからイスラエルに向けて発射されたロケット弾は1091発で、年初に比べ3倍に増加した 」と数えている。