Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • 中東
  • 地震から1年、モロッコの被災者はいまだ家を待ち望んでいる

地震から1年、モロッコの被災者はいまだ家を待ち望んでいる

2023年9月9日、モロッコで発生した地震により、被害を受けたムーレイ・ブラヒム村の建物。(ロイター)
2023年9月9日、モロッコで発生した地震により、被害を受けたムーレイ・ブラヒム村の建物。(ロイター)
2023年9月17日、マグニチュード6.8の強い地震の後、イミ・ンタラ村で捜索活動が続く中、涙を流す住民。(AFP)
2023年9月17日、マグニチュード6.8の強い地震の後、イミ・ンタラ村で捜索活動が続く中、涙を流す住民。(AFP)
Short Url:
04 Sep 2024 12:09:59 GMT9
04 Sep 2024 12:09:59 GMT9

ラバト:高アトラス山脈で発生したモロッコの大地震から1年が経過したが、政府の発表によれば、55,000戸の家屋のうち、再建されたのはわずか1,000戸に過ぎず、数千人が夏は酷暑、冬は凍えるような寒さの中でテント生活を続けている。

マグニチュード6.8の地震は、1960年以来モロッコで最も大きな被害をもたらし、2023年9月8日に発生し、2,900人以上が死亡、重要なインフラが損壊した。アマジ語を話すアトラス山脈特有の伝統的な泥レンガや石造り、荒木造りの家屋を持つ多くの集落が破壊された。

先週、地震の震源地であるタラット・ン・ヤクーブの地元の人々は、復興のペースの遅さに抗議し、援助配分の透明性を高め、貧困地域のインフラや社会サービスへの投資を増やすよう要求した。

副大臣の声明によると、現在までのところ97%の世帯が政府からの段階的な復興支援を受けており、6万3800世帯が毎月2500ディルハム(255ドル)の支援を受けているという。

全体として、モロッコは今後5年間で、インフラのアップグレードを含む地震後の復興計画に1200億ディルハムを費やす予定である。

Policy Center for the New Southの調査によると、地震による経済損失は、2023年のモロッコのGDPの0.24%、30億ディルハムを占める。

ロイター

特に人気
オススメ

return to top