
ドーハ:ハマスの代表団は水曜日、ドーハでカタールとエジプトの仲介者と会談し、ガザ停戦と人質・囚人交換の可能性について協議した。
ハマスによると、主席交渉官のハリル・アル=ハイヤ氏は、カタールのシェイク・モハメド・ビン・アブドゥルラフマン・アル=サーニー首相およびエジプトのアッバス・カメル情報局長と会談した。
パレスチナのグループは、「パレスチナの大義とガザ地区への侵略に関する進展」について話し合ったが、会談が突破口になったとは示さなかったと述べた。
カタール、エジプト、アメリカが仲介した数ヶ月に及ぶ水面下の交渉は、11月下旬に始まった1週間の停戦を除いて、ハマスとイスラエルの戦闘を止めることはできなかった。
現在11カ月に及ぶ戦争の唯一の休止期間中、仲介者が取り決めた240人のパレスチナ人捕虜と引き換えに、105人の人質がイスラエルに解放された。
ドーハとカイロで開かれた最近の調停は、ジョー・バイデン米大統領が5月に打ち出した枠組みと、8月に当事者に提示された「橋渡し提案」に基づいている。
ハマスの声明は、「バイデン大統領の宣言に基づく停戦合意の即時履行の用意がある」と繰り返した。
イスラエル当局が9月初めに6人の人質の死亡を発表し、ガザのトンネルから遺体が回収されたことから、合意への圧力が強まっている。
しかし、合意を求める対外的な声に直面し、イスラエルとハマスの双方は、交渉の立場をより強固なものにすることを公然と示している。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、ハマスの再武装を阻止する必要があるとして、交渉の重要な対立点であるガザとエジプトの国境にある、いわゆるフィラデルフィア回廊をイスラエルが管理するよう求める姿勢をさらに強めている。
先週、エジプトとカタールは、国境がハマスの武装に利用されているという主張を否定し、ネタニヤフ首相がイスラエル世論の目をそらし、停戦合意を妨害しようとしていると非難した。
水曜日の声明でハマスもまた、イスラエルの 「すべてのガザ領土 」からの撤退要求を繰り返した。
過激派組織はまた、交渉担当者にこれ以上の要求はしていないと主張し、同時に「いかなる当事者からも、この合意に対する新たな条件を拒否する」とした。
AFP