
ラファ市:ガザ地区のハマス政府は月曜日、帰国する何百人ものパレスチナ人のために、最近のコロナウイルスの流行のために閉鎖していたエジプトとの国境を一時的に開いた。
ガザ地区の内務省によれば、今後4日間、ラファ国境検問所を一方向にだけ開いて、海岸沿いのパレスチナ自治区の飛び地であるガザ地区に入れるようにする。
内務省のスポークスマンIyad Al-Bozm氏によれば、そうした帰国者の全員に21日間の隔離が義務付けられ、この期間は延長される場合がある。
これまでガザ地区では13名のCOVID-19感染者しか確認されておらず、その全部が帰国者または隔離中に帰国者と接触した人たちだ。
しかし、2007年以来イスラエルにより封鎖されているガザ地区は、地球上で最も人口が密集している地域の一つであり、保健制度に問題を抱えている。
ハマス政権は市場や学校、モスクの閉鎖など一連の措置を講じてきた。
2007年以来ハマスの統治下にあるガザ地区では、先週にはCOVID-19の検査キットを使い果たしていたが、480回分のキットが日曜日、世界保健機関から届けられた。
帰国者たちはラファの到着ロビーで月曜日、医療用防護服を身に付けた数十人もの警察官や医師、看護師に迎えられた。
医師のMohamed Abu Salamiehさんによれば、そうした帰国者の中には、学生や他の病気の治療のためにガザ地区から出国していた人たちがいる。
エジプトとの国境にあるラファ国境検問所は、イスラエル側への出口を除けばガザ地区からの唯一の出口だ。
AFP