
国連:国連当局者は水曜日、レバノン国内避難民の数が60万人に達し、イスラエルがヒズボラ武装勢力に対する攻撃を強める中、レバノンは「壊滅的な」人道的危機に直面していると警告した。
ヒズボラは、レバノン南部でイスラエル軍との衝突に陥り、ロケット推進兵器を使用してイスラエルの国境侵犯の試みを撃退していると発表した。
レバノン担当国連特別調整官のジャンニーヌ・ヘニス・プラシャール氏は記者会見で、「レバノンは、壊滅的な規模の紛争と人道的危機に直面している」と述べた。
また、「イスラエルも、事態の沈静化に向けた多くの呼びかけや訴えに支持を表明する準備ができていることを期待する」と述べた。
しかし、戦闘が激化する中、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相はさらに強硬な姿勢を示し、レバノンは「ガザで目にしたような長期戦に直面する可能性がある」と警告した。
AFP通信が公式発表をまとめたところによると、イスラエルは9月23日以降、レバノン国内のヒズボラの拠点に対する空爆を強化し、1,190人以上が死亡、100万人以上が避難を余儀なくされている。
レバノン担当の国連人道的調整官イムラン・リザ氏は、レバノンは「史上最悪の時期」に直面していると述べ、国内避難民は60万人に上り、そのうち35万人以上が子供であると報告した。
「戦争にもルールがある」と彼は述べた。
イスラエルは、毎日数千もの人々が空路や陸路で国外に脱出しているにもかかわらず、ベイルートの民間空港やそのアクセス道路への攻撃を排除しないと述べた。
「我々は民間人を標的にしているわけではない。しかし同時に、ヒズボラの活動やイスラエルへのロケット弾発射の意図を見つけた場合は、他のどの国もそうするように、我々もそれに対して行動を起こすだろう」と、イスラエルのダニー・ダノン国連大使は述べた。
イスラエルの地上軍は、過去1年間にわたってヒズボラがイスラエル国境地域に対してロケット弾や砲撃攻撃を繰り返し、何万人ものイスラエル人が家を追われたことへの対応として、9月30日にレバノンに侵攻した。
AFP