
AFP通信のカメラマンによると、土曜日に、イランの国会議長モハメド・バゲル・ガリバフ氏が、ここ数週間でベイルート中心部に最も大きな被害をもたらしたイスラエルの空爆の現場を訪れ、イスラエルの「犯罪」を非難した。
ヒズボラに近い筋によると、少なくとも22人が死亡した木曜夜の人口密集地帯バスター地区への空爆は、イランが支援するレバノン武装組織の安全保障責任者ワフィーク・サファ氏を標的としたものだったという。
しかし、イスラエル軍もヒズボラも、彼が攻撃目標であったことを確認しておらず、彼の安否についても言及していない。
ヒズボラの議員2名を伴って報道陣の取材に応じたガリバフ氏は、イスラエルの行為を「犯罪」と非難した。
「国際機関や国連安全保障理事会には(イスラエルを阻止する)能力があるが、残念ながら沈黙を守っている」と彼は述べた。
土曜日の朝、ガリバフ氏はレバノンのナジーブ・ミカティ首相と会談し、ミカティ首相は「停戦に向けて取り組むこと」が政府の最優先事項であると述べたと、レバノンの公式報道機関であるレバノン・ナショナル・ニュース・エージェンシー(NNA)が伝えた。
首相は金曜日、国連に対し、イスラエルとヒズボラ間の「即時」停戦を求める決議を採択するよう促した。
ガリバフ氏は、ヒズボラの有力な同盟者であるレバノンのナビーフ・ビッリー氏とも会談した後、同日中にジュネーブに向かう予定であると、ビッリー氏の事務所とイラン国営通信社IRNAが伝えた。
先週金曜日にレバノンを訪問した際、イランの外相アッバス・アラグチ氏は、イランはガザ地区とレバノンにおけるイスラエルとの同時停戦に向けた取り組みを支援していると述べた。