
イスタンブール:国連保健当局によると、EUが資金提供した約55トンの医療物資が木曜日にトルコからシリア北西部に入った。
世界保健機関(WHO)のMrinalini Santhanam氏によると、EUのシリアへの架け橋の一部である医薬品は、トルコ南部のチルヴェゴズ国境ポストを通過し、北西部の都市イドリブにある倉庫に運ばれた。
「エアブリッジがもう1つあり、2月に計画されている」と彼女は言い、「まだ計画段階であり、量と規模を決定するための話し合いがある」と付け加えた。
イドリブとアレッポ地域の医療センターに配給される物資は、ブリュッセルが12月13日に発表したEUの人道的橋渡しの一部である。
その目的は、12月8日のバッシャール・アサド政権退陣後、疲弊したシリアの医療システムを支援することである。
WHOによると、今回の物資には8000個の緊急手術キット、麻酔用品、点滴、滅菌材料、病気の発生を防ぐための薬が含まれているという。
2011年に勃発した内戦により、シリアの医療システムは壊滅的な打撃を受け、「(シリアの)病院のほぼ半分が機能していない」とWHOの計画アナリスト、ロレンツォ・ダル・モンテ氏は12月下旬に述べた。
同氏によると、ドバイからの50トンの輸送品には「主に外傷と手術キット」が含まれていた。
WHOによると、デマルクにある別の備蓄基地からは、緊急医療キット、防寒着、浄水剤など、さらに5トンの物資が運び込まれたという。
AFP