
スーダン、ポートスーダン:国連児童基金(UNICEF)によると、戦乱に揺れるスーダンでは、推定320万人の5歳未満の子供たちが今年、深刻な栄養失調に直面する見通しである。
「このうち、約77万2000人の子供たちが重度の急性栄養不良に苦しむと予想される」と、木曜日の夜遅く、ユニセフ・スーダンのアドボカシーおよびコミュニケーション部門の責任者であるエヴァ・ハインズ氏はAFP通信に語った。
国連支援の評価である「統合食糧安全保障段階分類(IPC)」による先月の報告書によると、スーダン全土の5つの地域で既に飢饉が発生している。
スーダンでは軍と準軍事組織の「迅速支援部隊(RSF)」との間で20ヶ月にわたる戦闘が続き、国連によると、1200万人が住む場所を追われるという世界最大規模の避難民危機が発生し、数万人が死亡した。
AFP通信の取材に対し、現在320万人の子供たちが急性栄養失調に陥る可能性があると確認したヒンズ氏は、「深刻な栄養失調に陥っている子供の数は、2024年の推定73万人から2025年には77万人以上に増加した」と述べた。
IPCは、5月までにスーダンの西部ダルフール地域5か所で飢饉が拡大すると予測している。この地域は、紛争による最悪の暴力のいくつかを目撃してきた広大な地域である。さらに、スーダンの西部と中央部の17の地域も飢饉の危機にさらされているという。
「多部門による対応を大幅に拡大する人道支援への即時かつ妨害のないアクセスがなければ、これらの地域では栄養不良がさらに悪化する可能性が高い」とヒンズ氏は警告した。
スーダンの軍事政権はIPCの調査結果を強く否定しているが、援助機関は官僚的な障害や継続中の暴力によりアクセスが妨げられていると訴えている。
10月には、国連人権理事会が任命した専門家が、双方が「飢餓戦術」を使用していると非難した。
火曜日には、米国がRSFが「大量虐殺を行った」と断定し、準軍事組織の指導者に制裁を課した。
IPCによると、国内の人口の約半数にあたる2460万人以上が「深刻な食糧不安」に直面しており、「停戦のみがさらなる飢饉の拡大のリスクを軽減できる」と述べている。
AFP