
アラブニュース
・医師は、新しい治療法に向けた臨床試験が進行中であると述べた
・本治療法は先月上旬、初めて患者に施され、これまでに73人のコロナウイルス患者に効果があった
ドバイ:現地の日刊紙『カリージ・タイムズ』は、アブダビの医師が、COVID-19に対する新しい幹細胞治療法は、「完全な治癒の提供はできない」が、患者が症状を克服する助けとなる、と述べたと報告した。
「これは国家的達成です。本治療法は補助的なものであり、完全な治癒を提供するものではありません。患者がウイルスによる症状を克服する助けとなりますが、ウイルスを死滅させることはできません」とシェイク・ハリ-ファ・メディカル・シティの血液内科および腫瘍内科院長の、Fatima Al-Kaabi医師は述べた。
本治療法を開発した28人のチームの一員であったAl-Kaabi医師は、臨床試験が進行中であると付け加えた。
「我々はさらに比較実験を行い、本治療法を受けていない患者とこうした実験を比較するためのデータ収集を、今まさに完了しようとしています」と、彼女は土曜日、記者会見で説明した。
本治療法は、患者の血液から幹細胞を抽出し、幹細胞を細かいミスト状に「活性化された」状態で肺に再導入することで行われる。