
ロンドン:エジプトのバドル・アブデラティ外相は日曜日、ドゥブラフカ・スイカ欧州委員(地中海担当)との会談後、ガザ停戦合意の完全実施の重要性を強調した。
アブデラティ氏は、カイロで行われたスイカ氏との共同記者会見で、イスラエルとハマス間の合意の第二段階に関する交渉を直ちに開始する緊急の必要性を強調した。
アブデラティ大臣は、停戦を維持し、イスラエルの人質とパレスチナの囚人を合意の条件に従って解放し、人道援助を確実に提供する必要性を強調した。
同大臣は次のように述べた: 「エジプト、カタール、アメリカは積極的な役割を果たしており、(停戦を)実行することの重要性を強調したい。第二段階についての話し合いを始めなければならない」
イスラエルは日曜日に援助トラックがガザに入るのを阻止し、6週間の停戦をめぐるにらみ合いをエスカレートさせ、ハマスがエジプトとカタールの仲介者に介入を求めた。
米国が提案した一時停戦は、ラマダン明けの3月31日頃とユダヤ教の過越の祭りのある4月20日頃まで戦闘を一時停止するというものだ。ただし、この停戦は、ハマスが人質の半数(生死を問わず)を初日に解放することを条件とする。残りは停戦期間終了時に解放される。
ハマス側は、ガザ紛争の恒久的な終結に向けた交渉につながることを意図した当初の停戦へのコミットメントを再確認した。
エミレーツ通信によると、アブデラティ氏は、すべての当事者の善意とコミットメントが、恒久的な停戦に向けた話し合いの成功を確実なものにすると強調した。
また、停戦後にパレスチナ国家を樹立するための政治的プロセスが必要であると強調し、パレスチナ人に対する集団的懲罰としての使用を拒否し、ガザへの効果的な人道的援助の提供を確保するよう、すべての当事者に呼びかけた。
アブデラティ氏は、今週カイロで開催されるアラブ緊急首脳会議でガザの復興計画が発表される予定であり、国際的な支援を確保するためにEUやその他の国々と話し合いが行われると述べた。
スイカ氏は、「EUはパレスチナ人に力を与え、ガザを地図上に残すための多国間プログラムに投資している」と述べた。また、停戦合意が「EUが支持し、前提条件なしに実現すべきと考えている2国家解決への道を開く一助となることを望んでいる」と付け加えた。