
ダマスカス: シリアの国防省は日曜日、レバノンのヒズボラ・グループが3人の兵士をレバノンに拉致し、そこで殺害したと非難したと国営メディアが報じた。
「ヒズボラ民兵の一団が…シリアとレバノンの国境でシリア軍の3人を誘拐し…その後レバノン領内に連れ去り、殺害した」と、通信社SANAは国防省の発表を引用した。
「国防省は、ヒズボラ民兵によるこの危険なエスカレーションの後、必要なすべての措置をとる」と、ホムスの西にあるゼイタ・ダム付近で起きた事件について付け加えた。
一方、ヒズボラは声明で、シリア治安部隊との衝突やシリア領内での衝突への関与を否定した。
同団体は、「レバノン・シリア国境で今日起きている出来事とのいかなる関係も断固として否定する」と述べた。
また、「ヒズボラはシリア領内のいかなる出来事とも無関係であるとのこれまでの発表を再確認する」と付け加えた。
レバノンの国営通信NNAは、シリア領内から発射されたロケット弾が国境近くのレバノンのカスル村に着弾したと報じた。
「シリア領内のクサイル地方から発射された多数のロケット弾が、国境の町カスルに落下した」と、詳細は明らかにせずに伝えた。
ヒズボラは、12月に武装勢力による電光石火の攻撃で倒されるまでは、シリアのアサド前大統領の主要な支援者だった。
同国の新当局は先月、武器や物資の密輸に使われるルートを封鎖することを目的に、国境のホムス県で治安キャンペーンを開始すると発表した。
彼らは、ヒズボラが国境を越えた密輸団を後援しているとし、攻撃を開始したと非難した。
AFP