
ハルツーム:スーダンのアル・ファシール市に閉じ込められた市民は「破滅的な」状況に直面している、と活動家が日曜日に警告した。数ヶ月にわたる準軍事的包囲の中で、彼らの状況は急速に悪化している。
即応支援部隊(RSF)は2023年4月以来、正規軍との戦争で広大なダルフール地方のほとんどを占領しているが、北ダルフールのアル・ファシールはRSFが征服していない唯一の州都である。
現地の支援団体であるダルフール避難民・難民キャンプ総調整部は声明で、住民は「砲撃の矢面に立たされ」、「飢え、病気、干ばつによる日々の苦しみに加え、航空機の音とその恐ろしく致命的なミサイルとともに」暮らしていると述べた。
アル・ファシールをはじめとするダルフール地方の生活は「完全に行き詰まり」、市場には食料がなく、人道支援も「完全に停止」しているという。
また、基本的な生活必需品の価格が急上昇し、「現金が極端に不足している」とし、アル・ファシールとその周辺ではすでに悲惨な状況にあり、「前例のない破滅的な悪化」であると警告した。
RSFと同盟関係にある武装組織スーダン解放軍は土曜日、アル・ファシールと近隣のアブ・シュークとザムザンの避難キャンプにいる市民に対し、「軍事作戦のエスカレート」を警告し、立ち去るよう呼びかけた。
もうひとつのRSFの同盟組織であるスーダン解放軍の集まりは、住民のために「安全な通路を提供」し、準軍事的支配下にある「解放された地域」に向かう用意があると述べた。
3月下旬、RSFは戦闘員がアル・ファシールの北東200キロ(124マイル)の山岳地帯の麓にあるアルマルハを占領したと発表した。
アルマルハは、スーダンとリビアに挟まれた広大な砂漠地帯の最北端に位置する町のひとつで、RSFにとって重要な補給線が、ここ数カ月、軍と連携するグループから攻撃を受ける機会が増えている。
この戦争により、国連は世界最悪の飢餓と避難民の危機と表現している。1,200万人以上が根こそぎ奪われ、数万人が死亡し、国連が支援する評価では国内の一部で飢饉が宣言された。
国連の推計によると、北ダルフール州では約200万人が極度の食糧不足に直面しており、すでに32万人が飢餓状態に苦しんでいる。
ザムザムは、飢饉に見舞われているアル・ファシール周辺の3つの避難キャンプのうちの1つで、国連が支援する評価では、5月までに州都を含むさらに5つの地域に広がると予想されている。
AFP