
アンマン】ヨルダン通信が報じたところによると、ヨルダン国家情報局(GID)当局者は火曜日、同国の国家安全保障を標的とした一連の計画を阻止したと発表した。
同局によると、GIDは「混乱と破壊行為の計画」の疑いがある16人を逮捕した。
当局によると、同局は2021年からグループの活動を監視していたという。
阻止された計画には、地元で調達された材料と輸入された部品の両方を使ったミサイルの製造が含まれていたと報じられている。爆発物や銃器も発見された。
捜査官はさらに、配備のために隠され準備されていたミサイルも発見した。
武器の隠し場所に加え、容疑者たちはドローンの開発、国内での個人のリクルートと訓練、そしてさらなる訓練のための海外派遣に従事していたとされる。
GIDは、逮捕されたすべての人物が法的手続きのために国家安全保障裁判所に送致されたことを確認した。
火曜日にヨルダンのテレビで放映された報告書では、この組織の詳細が明らかにされ、イブラヒム・モハマッド(無許可のムスリム同胞団に属する重要な扇動者)が主導したとされる計画の背後にいる3人の主要な工作員が特定された、とJNAは報じた。
イブラヒムは、TNT、C4、SEMTEX-Hを含む約30キログラムの高級爆薬の輸送と保管に関わる別件ですでに公判中であり、ヨルダン国内でロケットを製造するよう他の容疑者を促したと伝えられている。
容疑者たちの自白によると、アブドゥラー・ヒシャムとムアト・アル・ガネムの2人のメンバーは、組織の幹部と連携し、訓練を受けるためにレバノンに送られた。
JNAは、3人目の諜報員ムハセン・アル・ガネムは、活動資金を海外から送金する任務を負っていた、と付け加えた。
グループはザルカとアンマンの両州に活動拠点を設け、首都のヌカイラ地区に製造拠点と倉庫を設置した。
倉庫は、カモフラージュされたセメントのドアの後ろに隠されており、原材料、プロトタイプのロケット部品、完成した組立品を保管するために使用されていた。
治安部隊は容疑者たちの自宅から、即席ロケットの設計に合致した筒状や円錐状の金属部品を発見した。これらの部品を組み立てると、GRADシステムをモデルにした短距離ロケ
ットになり、爆薬、タービン、起爆装置を取り付ける準備ができた。
技術的な分析によれば、押収された材料は、射程3~5キロのロケットを300発製造するのに十分な量であった。