
ジュネーブ:国連は火曜日、ガザがイスラエルによる完全封鎖から50日を迎え、戦争で荒廃したパレスチナ領土に入る全ての援助が絶望的な状況に陥っていると警告した。
国連パレスチナ難民救済機関UNRWAのフィリップ・ラザリーニ代表は、「ガザは絶望の地と化している」「飢餓は意図的、人為的に広がり、深まっている」と述べた。
3月2日以来、1年半に及ぶ壊滅的な戦争とイスラエルによる援助封鎖の後、国連はパレスチナ領土に住む240万人の住民の悲惨な人道的状況を警告している。
イスラエルはパレスチナの過激派組織が援助を横流ししていると非難しているが、ハマス側はこれを否定している。
12の主要援助団体の代表は先週木曜日、「飢饉は単なるリスクではなく、ほぼすべての地域で急速に進行している可能性が高い」と警告した。
国連人道問題調整事務所(OCHA)のイェンス・ラーケ報道官は火曜日、ジュネーブで記者団に対し、「完全な災害への明らかな傾向が見られる」と述べた。
「ガザでの戦争を通して、今がおそらく最悪の人道的状況であることは事実だ」
ラッザリーニ氏はXへの投稿の中で、「中途半端な非難の言葉が、包囲を解き、停戦を再開し、人類に残されたものを救うための行動に変わるまで、あとどれくらいかかるのだろうか」と疑問を投げかけた。
国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)総長は、ガザの200万人、そのほとんどが女性と子どもであり、「集団的懲罰を受けている」と断じた。
「負傷者、病人、高齢者は、医療品やケアを奪われている」UNRWAのような人道支援団体が、期限切れの危険のある物資を積んだ何千台ものトラックを待機させているにもかかわらず、である。
「人道援助は交渉の切り札、戦争の武器として使われている」
「包囲を解き、物資を流入させ、人質を解放し、停戦を再開しなければならない」
AFP