
イスラマバード:インドとパキスタンの紛争を終結させるための停戦は、紛争地カシミール地方での一晩の国境紛争によって揺らいだ。
カシミール地方を分断する境界線の両側では、インド軍とパキスタン軍による激しい銃撃戦があった。戦闘は日曜日の朝までにはおさまった。
両国は、インドがパキスタンのせいだと非難している観光客の銃乱射事件後、ここ数十年で最も深刻な軍事的対立を和らげるための話し合いの後、停戦に合意した。
停戦の一環として、核武装した隣国は、陸上、空中、海上でのすべての発砲と軍事行動を直ちに停止することに合意した。そのわずか数時間後、両者は互いにこの協定に繰り返し違反していると非難した。
インド当局によれば、土曜の夜、インドが支配するカシミール地方と西部のグジャラート州の上空で無人偵察機が目撃された。
インドが支配するカシミールのプーンチ地区では、ここ数日の激しい砲撃がトラウマになっていると人々が語った。
「砲弾が発射されると、ほとんどの人が逃げ出した。完全に混乱していた」
統制線から3キロ離れたパキスタン支配下のカシミール地方ニールム渓谷では、停戦開始後、銃撃戦と激しい砲撃があったという。
住民のモハマド・ザヒードは言った: 「発表は嬉しかったが、またしても状況は不透明だ」
ドナルド・トランプ米大統領は、自身のソーシャル・プラットフォーム「トゥルース」でこの合意について発表し、最初に投稿した。インドとパキスタンの政府関係者は、その直後にこのニュースを確認した。
インドのナレンドラ・モディ首相は、日曜日に政府・軍高官とのハイレベル会合の議長を務めた。
インドはパキスタンと違って、取引が発表されて以来、トランプやアメリカについて何も言っていない。また、インドはパキスタンとの軍事的な接触を超えて誰かを認めたこともない。
両軍は水曜日以来、険しい山岳地帯にある統制線沿いで連日戦闘を続けている。統制線は、村落、絡み合った茂み、森林がある山裾を横切る、かみそりのワイヤーコイル、監視塔、掩蔽壕によってマークされている。
インドとパキスタンは日常的に、小競り合いを始めたのは相手側だと非難する一方で、自分たちは報復しているだけだと主張してきた。
インドとパキスタンの両軍トップは月曜日に再び会談する予定だ。
AP