
ベイルート: レバノンのパレスチナ人キャンプでは、来月から武装解除が開始される予定だと、レバノン政府関係者がAFP通信に語った。
レバノン側とパレスチナ側は、6月中旬にベイルートのキャンプから武器を撤去する計画を開始することで合意した。
長年の慣例により、レバノン軍はパレスチナ人キャンプ(アッバースのファタハ運動、過激派組織ハマス、その他の武装集団が存在する)には立ち入らず、各派閥に警備を任せている。
アッバース氏は水曜日からベイルートに滞在し、パレスチナ難民キャンプの武装解除について協議している。
水曜日に発表されたレバノン・パレスチナ合同委員会の初会合では、キャンプ内の状況をフォローアップするための合意がなされた。
会議にはレバノンのナワフ・サラム首相も出席した。
首相官邸が発表した委員会の声明によると、「パレスチナ難民の経済的・社会的権利を強化するための実際的な措置を伴う、具体的なスケジュールに従って、武器の引き渡しプロセスを開始する」ことに合意したという。
国連機関UNRWAによれば、レバノンは約22万2000人のパレスチナ難民を受け入れており、その多くは12の過密な公式キャンプに住んでいる。
その多くは、1948年のイスラエル建国時に自分たちの土地から逃れた、あるいは追放されたパレスチナ人の子孫である。
彼らはレバノンにおいて、雇用を含む様々な法的制限に直面している。
AFP