
ベイルート: レバノン南部の住民は、破壊的なイスラエルとヒズボラの戦争が終結して数ヶ月が経過した今、シーア派が多い地域でヒズボラへの支持が試される同国の市議選で土曜日に投票を行った。
ヒズボラはナビーフ・ビッリー国会議長のアマル・グループと同盟を組んで出馬しており、両者とも市長選と市議会の過半数の議席を獲得すると予想されている。両グループはすでに多くの自治体で無投票当選を果たしている。
南レバノンは、5月4日以来、選挙で投票された4番目の地区であり、最後の地区である。土曜日に投票した人々の中には、2024年9月17日、イスラエルによる作戦でほぼ同時に爆破された数千のポケベルの爆発で負傷したヒズボラのメンバーもいた。12人以上が死亡し、3000人近くが負傷した。
「生命の意志は死よりも強く、建設の意志は破壊よりも強い」とジョセフ・アウン大統領は土曜日、レバノン南部を視察した際に語った。彼は故郷のアイチエで記者団に対し、40年ぶりに投票を行ったと語った。
土曜日の投票は、イスラエル空軍がレバノン南部各地で激しい空爆を行った2日後に行われた。
戦争でほぼ完全に破壊されたクファル・キラ村を含むイスラエルとの国境にある村や町の住民は、近くのナバティエ市に設置された投票所で投票を行った。他の国境の村の住民は港町ティールで投票した。
「南部の人々は、自分たちが抵抗の選択とともにあることを再び証明している」と、国境の村々を代表するヒズボラ議員アリ・ファヤド氏はナバティエで語った。
資金繰りに苦しむレバノン政府は、世界銀行が110億ドル以上と見積もっている戦争復興のための国際資金の確保に奔走している。
ヒズボラがイスラエルに向けてロケット弾を撃ち始めたのは、ハマスが主導したイスラエル南部への致命的な侵攻がガザ戦争の発端となった翌日の2023年10月8日のことだった。イスラエルはレバノンへの砲撃と空爆で応戦し、本格的な戦争へとエスカレートし、レバノンでは4,000人以上、イスラエルでは80人以上の兵士と47人の民間人が死亡した。アメリカが仲介した停戦は11月下旬に発効した。
AP