
ジュネーブ:国連人権高等弁務官事務所は火曜日、ここ数週間、占領下のヨルダン川西岸地区で、入植者や治安部隊によるパレスチナ人に対する殺害や攻撃が増加していると発表した。
「イスラエル入植者や治安部隊は、ここ数週間、東エルサレムを含む占領下のヨルダン川西岸地区で、パレスチナ人に対する殺害、攻撃、嫌がらせを激化させている」と 国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)のスポークスマン、タミン・アル・ケータン氏はジュネーブで記者団に述べた。
イスラエル軍が「鉄の壁」作戦を開始して以来、占領下のヨルダン川西岸地区北部では約 3 万人のパレスチナ人が強制的に避難を余儀なくされている。
これは、国際法に違反して、ヨルダン川西岸地区の併合の継続的な強化に貢献している、と OHCHR は述べている。
6 月、国連は、ヨルダン川西岸地区で 20 年以上ぶりの最多のパレスチナ人負傷者数を記録した。
1 月以降、パレスチナ人またはその財産に対する入植者による攻撃は 757 件発生しており、これは昨年同時期に比べ 13% の増加だ、と OHCHR は述べている。
2023年10月7日以降、東エルサレムを含む占領下のヨルダン川西岸地区で、イスラエル軍および入植者によって少なくとも964人のパレスチナ人が殺害された。同事務所は、パレスチナ人による攻撃や武力衝突で、ヨルダン川西岸地区およびイスラエルで53人のイスラエル人が殺害されたと付け加えた。
ロイター