
パレスチナ自治区ガザ市:ガザの民間防衛機関は、金曜日にイスラエルの銃撃と空爆により 11 人が死亡したと発表した。その中には、パレスチナ自治区内の援助物資の配布場所近くで待っていた 2 人も含まれている。
民間防衛のスポークスマン、マフムード・バサル氏は、南部都市ハーン・ユーニス近郊での空爆により 5 人が死亡、ガザ中心部のディール・エル・バラで別の空爆により 4 人が死亡したと述べた。
イスラエル軍は、具体的な座標がわからないため、空爆を確認できないと述べた。
市民防衛当局によると、ハーン・ユーニスと近くのラファの間に位置する、米国とイスラエルが支援するガザ人道財団(GHF)が運営する食糧配給センターの近くで、援助を待っていた 2 人がイスラエル軍の銃撃により死亡、70 人以上が負傷した。
軍は、この報告について即座に反応しなかった。
ガザでは毎日、GHFが運営する4カ所を含む援助物資配布ポイント付近に数千人が集まっている。GHFの活動は、混乱した状況と、物資を受け取るために待つ人々へのイスラエル軍の発砲がほぼ毎日報告される中で行われている。
GHFは、援助物資配布ポイントの直近で致命的な発砲が発生したとの主張を否定している。
ガザにおけるメディアの報道規制と多くの地域へのアクセスが困難なため、AFP は、市民防衛機関やその他の関係者から提供された死者数や詳細を独自に確認することはできない。
22 ヶ月前に始まった戦争以来、イスラエルがガザへの物資や援助の搬入を制限しているため、病院が発電機に使用する医薬品、医療用品、燃料などの食糧や生活必需品が不足している。
この不足は、イスラエルが5月下旬にGHFの活動開始とほぼ同時に緩和し始めた、2ヶ月以上に及ぶ援助の完全封鎖によりさらに悪化した。
パレスチナ地域における民事事務を監督するイスラエル国防省の機関、COGATは金曜日に、前日に国連と国際機関が200台を超える援助トラックを収集・配布したと発表した。
国連は、ガザには 1 日あたり少なくとも 500 台の援助物資を運ぶトラックが必要だと述べている。
COGAT は、国連向けの燃料を積んだ 4 隻のタンカーがパレスチナ自治区に入ったほか、アラブ首長国連邦、エジプト、ヨルダンの協力により 43 パレット分の援助物資が空輸されたと付け加えた。
AFP