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日本語を話すサウジの工学部生の注目すべき物語

12 Jan 2020
モハメド・アル・フィフィ、日本に住むサウジ人の学生(提供)
モハメド・アル・フィフィ、日本に住むサウジ人の学生(提供)
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Updated 12 Jan 2020
12 Jan 2020

ファリス・アルラシュド、 リヤド


33歳のサウジアラビア人、アブダル・ラーマン・アル・フィフィの学びの旅は、キングサウド大学で3年半にわたり日本語を学び、上級ディプロマを手にすることから始まった。

その後、彼は日本に渡り、埼玉大学で機械工学の学士号を取得した。そして同大学で研究を続け、同じ工学分野の修士号を取得した。

アル・フィフィは、日本の技術力と技術革新に対する評判には子供の頃から憧れを持っていたという。

彼は2008年にリヤドのキングサウド大学に応募、入学し、日本語を3年間勉強し、また日本の文化についてさらに学び、2011年に日本語の上級ディプロマを取得した。

そしてキングサウド大学でコースを修了するとすぐに、語学の勉強を続けるために日本に行くことを決めた。

日本では、彼はさいたま市の浦和国際日本語教育研究所に参加した。そこで1年半滞在し、日本語を学ぶためにやって来た世界中の学生と肩を並べた。

浦和国際研究所で学んだ後、アル・フィフィは次に埼玉工業大学を選んだ。

さいたま市は埼玉県で最も人口の多い都市で、埼玉大学は工学教育に関する限り日本で最も古く、最も評判の高い大学の一つである。

毎年約10人のサウジの学生が埼玉大学を卒業し、建築に加えて電気、機械、工業などの工学分野を卒業している。ちなみに、日本にアラブ諸国からの学生の大きな派遣団がいないのには、さまざまな理由があるが、想像に難くない。

多くのアラブの学生にとって、文化的ギャップが高等教育の場所として日本を選ぶことを阻んでいる。

また、言語の壁も小さな問題ではない。彼らは、他の広く話されている言語と比較して日本語を習得するのは難しいと考えているためだ。

とは言え、サウジアラビアは日本の大学に在籍するアラブ諸国の学生の中で最大の群を構成しており、毎年男女合わせて推定100人のサウジ学生が日本の大学を卒業している。

埼玉大学では、アル・フィフィは4年間のコースで機械工学を専攻した。

彼は在学中、東京のサウジアラビア王国大使館の活動を支援するために、優秀な学生ボランティアグループの一員として奉仕活動に時間を割いた。 彼らは、過去数年間に日本を訪れた王室の代表団に対してサポートと同時通訳を提供した。

これには、2016年9月のモハメド・ビン・サルマン皇太子の日本訪問(皇太子に任命される前)、サルマン王による2017年3月の訪問、そして一番最近では、昨年のモハメド・ビン・サルマン皇太子の訪問が含まれる。留学生はどの国においても、文化、言語、ライフスタイル、社会的慣習の違いにより、学業の初めに多くの困難に直面することが知られている。アル・フィフィは、事前に日本語を学んでおり、言語もすでに流暢で、日本文化へ親しみがあったために困難を感じなかったと言う。また、違いを生んだのは、妻を一緒に連れて行くという決断で、安定と自信の源となったと彼は語った。

アル・フィフィと妻は日本に住んでいる間に2人の子供をもうけた。夫婦は、母語のアラビア語と同時に日本語も学ぶことができるように、2人とも地元の学校に入学させた。

アル・フィフィは、日本語のディプロマに加え学士号と修士号を取得後、現在は日本で化学工学の博士号を目指している。

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