
ベイルート: レバノンのジョセフ・アウン大統領は19日、国連安全保障理事会が平和維持軍の任務延長を討議し始めたことを受け、同国南部における国連平和維持軍の任務終了に警告を発した。
今年の任務更新は、イランに支援されたヒズボラとイスラエルとの間の1年以上にわたる敵対行為を停止させようとした11月の停戦合意を受けて、レバノン当局が米国の強い圧力の下、年末までにヒズボラを武装解除することを約束した後に行われる。
イスラエルと、安全保障理事会で拒否権を行使するアメリカは、この停戦協定更新に反対していると伝えられている。
大統領府の声明によると、「実際のニーズと異なるUNIFILの任務に関するいかなるタイムテーブルも、イスラエルの占領に苦しむ南部の状況に悪影響を与えるだろう」とアウンはディオダト・アバグナーラ部隊司令官に語った。
国連レバノン暫定軍は、イスラエルとレバノンを分離するために1978年以来配備されており、約50カ国から約1万人が参加している。
安保理は月曜日、同軍を1年間延長し、最終的には撤退させることを目的とするフランス提案の決議案の審議を開始した。
アウン氏は、ベイルートはUNIFILの任務延長を確実にするため、安保理理事国や兄弟国、友好国との接触を開始したと述べた。
また、レバノンがUNIFILを必要としている理由として、「南部の治安と安定を維持するため」と、レバノン政府が軍隊を10,000人に増員することを決定したことを受け、軍隊を支援するためであることを挙げた。
停戦の下、ヒズボラはイスラエル国境付近から撤退し、レバノン軍は同地への展開を強化することになっていた。
アバグナラはX日、ユニフィルがレバノン軍と「緊密に連携」することが「安定を回復するための鍵」だと述べた。
先週、UNIFILは、その支援により、レバノン南部で軍が120以上の陣地に展開したと発表した。
停戦にもかかわらず、イスラエルはレバノンを攻撃し続け、ヒズボラが武装解除されるまで攻撃すると言っている。イスラエル軍はまた、戦略的とみなす南部の5つの地域を占領している。
決議案の文面では、UNIFILの任務は2026年8月31日まで延長されるが、”UNIFILの撤退に取り組む意向を示している”。
月末にUNIFILの任期が切れる前に、8月25日に15カ国からなる安全保障理事会の採決が行われる予定である。
AFP