
バンガージー: トルコからの支援を受け、東側の部隊からのリビアの国際的に認められた政府により、最近奪還された航空基地が戦闘機により夜通し襲撃されたと、東側の軍の情報筋及び近くに住む住民が述べた。
空爆は「未知の航空機」によって行われたと、東部に拠点を置くハリファ・ハフタル司令官率いるリビア国民軍(LNA)の軍関係者は述べた。
ジンタンの町の近くに住む住民によると、基地の方向から爆発音が聞こえたという。
トリポリに拠点を置く国民合意政府(GNA)が5月にアル・ワティヤを奪還したことにより、LNAによる首都奪還に向けた14ヶ月間に渡る攻勢が急速に崩壊し、海岸沿いに後退して新たな戦線へと向かうことになった。
ハリファの兵站線と部隊増強を標的とした高度な防空システムとドローン攻撃によってLNAの攻勢を逆転させるうえで、トルコによる支援は、GNAにとって不可欠であった。
トルコのある情報筋は先月、トルコがリビア西部で最も重要な航空基地であるワティヤに、2つの基地を設置するためにGNAと協議していると述べた。
トルコのフルシ・アカル国防相は金曜日と土曜日にGNAとの会合のためトリポリに滞在しており、アカル国防相はGNAを支援するため必要なことすべてを行うことを誓った、とトルコ国防省の声明により伝えた。
先月、ロシアが、シリアを経由して、LNAの基地にロシア空軍の塗装が消された少なくとも14機の戦闘機MiG29と戦闘爆撃機Su-24を送り込んだと、アメリカは述べた。
リビアへのトルコの関与はフランスとギリシャの怒りをかい、フランスのジャン=イヴ・ル・ドリアン外相はトルコに対する新たな制裁を警告した。
GNAとLNAは現在、ミスラタとシルテの都市に間の新たな戦線に部隊を動員している。
ロイター通信