
アラブニュース
ドバイ:アブダビは木曜日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)向けワクチンの臨床試験の第3段階を開始した、と同国政府のメディアオフィスは伝えた。
この臨床試験は、世界保健機関(WHO)の枠組みでの新型コロナウイルス向け不活化ワクチンの臨床試験の第3段階としては初となる。
アブダビで行われるこの試験は、シノファーム社のチャイナ・ナショナル・バイオテック・グループ(CNBG)、アブダビを拠点とする人工知能・クラウドコンピューティング企業のGroup 42、アブダビ保健省とのパートナーシップによるものである。
アブダビ保健省のシェイク・アブドゥッラー・ビン・モハメッド・アル・ハメッド会長が最初にこの試験に参加し、ジャマール・アル・カアビ次官代理がそれに続いて参加した。
ワクチンはすでに第1段階と第2段階を重大な副作用を示すことなく通過しており、すべての被験者の100%が抗体を産生している。
臨床試験のプロセスは通常3つの段階に分けられているとアラブ首長国連邦(UAE)政府機関は述べる。第1段階では主にワクチンの安全性を調べる。第二段階では免疫原性を評価し、限られた人数での接種プロセスを検討する。第三段階では、より大きな集団サンプルでのワクチンの安全性と有効性を検討する。臨床試験の全過程を通じてワクチンの安全性と有効性が確認された場合、試験は成功したとみなされ、ワクチンは大規模な製造段階に入る。