
サイード・アルバタティ
アル・ムッカラー、イエメン: 米国が日曜、イエメンでイランが支援するフーシ派民兵組織を激しく避難した。紅海で環境災害を引き起こす恐れのあるさびた石油貯蔵船への、国連チームの乗船を認める協定を守らないためだ。
FSOセーファーは1988年以来、イエメン沖7kmに係留されている。2015年3月、フーシ派が港町フダイダ周辺の海岸の支配権を握り、この船は彼らの手に渡った。
フーシ派は先月、一時的に圧力に屈し、国連のエンジニアチームに船を訪問させることに同意していた。しかしその後に態度を変え、石油からの収益に対するそれまでの要求を再び主張し始めた。船の状態が悪化するにつれ、積んでいる140万バレルの石油が流出し始めることが懸念されている。
「フーシ派は国連チームをセーファーに乗り込ませるという合意に従わなかった」と、ホワイトハウスの国家安全保障会議は日曜に述べた。
「彼らは妨害と遅延により環境的および人道的災害を招こうとしている。イエメンおよび同地域の利益ため、フーシ派は国連をセーファーに乗船させなければならない」
最近起きたこのタンカーのエンジンへの水漏れが、大規模な災害への警戒を促進した。
「結果に対して毅然とした対応をする時が来た」と、ワシントンのイエメン大使館は日曜に述べた。
「これ以上遅れたり慎重な対応を続けたりすることはできない。国連の検査官はフーシ派の許可がなくても直ちに乗船し、セーファー石油タンカーの評価を行う必要がある」
英国はこの懸念に同調した。「イエメン沖で、ベイルートを飲み込んだ衝撃波と同じくらい大規模なエコロジカル・フットプリントとなる可能性のある、別の海上災害が起きている」と、元中東担当大臣のアリステア・バートは述べた。「石油の安全な排出を妨げている政治闘争は直ちに止めなければならない」