• ある女性軍報道官は、「テロチーム」の構成員たちが発砲されたと述べた
• パレスチナの保健当局と市当局は、モハマド・ハムダンさん、16歳はイスラエル軍に殺害されたと述べた

エルサレム：イスラエル軍兵士たちが8月20日、占領中のヨルダン川西岸地区で、イスラエル車両への攻撃準備をしていると思ったパレスチナ人たちに発砲した、と同軍は述べ、パレスチナ政府関係者は、パレスチナのあるティーンエイジャーが殺害された、と述べた。

ある女性軍報道官は、「テロチーム」の構成員たちが発砲されたと述べたが、彼らの状況に関して、詳細は知らなかった。

パレスチナの保健当局と市当局は、モハマド・ハムダンさん、16歳はイスラエル軍に殺害され、他2人のパレスチナ人が怪我を負わされたと述べた。ハマスのイスラム原理主義過激派集団は、ハムダンさんの死を悼む声明を発表した。

ハムダン村の地方議員、イムラッド・ザラン氏は、ユダヤ人入植者が利用している道路付近に、3人の若者がおり、このとき兵士たちは彼らに発砲したと語った。

女性軍報道官は、パレスチナ人たちがイスラエルの通過車両を攻撃するために、可燃物を持っており、火を付けて使用しようと、タイヤを用意していたところを見つけた後に、兵士たちは発砲を開始したと述べた。

部隊から発砲を受けた2人のパレスチナ人は、パレスチナの病院で治療を受け、軍はハムダンさんを運び去ったが、後になって戦傷により死亡したと自分に知らせて来た、とザラン氏は語った。パレスチナの保健当局もまた、ハムダンさんが殺害されたと述べた。

女性軍報道官は、イスラエル車両への類似した攻撃が、過去に行われた場所で、この発砲は起きたと述べた。

パレスチナ人たちは、世界のほとんどの国が国際法違反だとするユダヤ人入植地を、ヨルダン川西岸地区を永続手に管理し、自分たちの国家樹立の望みを打ち砕くためのイスラエルの措置だと見なしている。

イスラエルはヨルダン川西岸地区の1部を併合すると誓っていたが、先週アラブ首長国連邦との関係正常化を取り決める折に、アメリカ合衆国がイスラエルに要求した条件となったので、併合の実施を保留した。イスラエルは1967年の第3次中東戦争で、ヨルダン川西岸地区を接収した。パレスチナ人たちは、ガザ地区と東エルサレムを含むことになる将来の国家のための領土を求めている。

ロイター通信