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ハリリ、レバノン首相への復帰圧力が高まる

レバノンのサード・ハリリ元首相、再度首相就任へ議会議長ナビ・ベリの支援を受ける。(ロイター)
レバノンのサード・ハリリ元首相、再度首相就任へ議会議長ナビ・ベリの支援を受ける。(ロイター)
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21 Aug 2020 08:08:14 GMT9
21 Aug 2020 08:08:14 GMT9
  • 議会議長のナビ・ベリがサード・ハリリを首相に戻すために奮闘中
  • ディアブ元首相が率いた政権の反対派は、同政権はヒズボラによって支配された「影の政府」であったと主張

ナジア・フサリ

ベイルート:レバノンのミシェル・アウン大統領は木曜日、「庶民の声を代表する有能な人物」を新政府に入れる計画だと述べた。

ベイルート港の爆発を受けてハッサン・ディアブ首相政権が辞任してから10日、アウン大統領は次期政権の指導者を指名する議会協議の日程をまだ設定していない。

アウン大統領は木曜日のツイートで、話し合いがすぐに行われるかどうかは明確ではないと付け加えた。

ベイルートを壊滅させ、180人を殺害し、広範囲にわたる被害を引き起こした港の爆発を契機として、ディアブ政権は多くの国民の怒りの中で辞任した。

ディアブ元首相のリーダーシップに反対する人々は、国際社会が要求する改革を実行できなかったのは、ヒズボラに支配された「影の政府」のせいだと主張。

議会議長のナビ・ベリは、サード・ハリリを首相に戻すために奮闘している。

ハリリの挙国一致内閣は、政府の腐敗が拡大しているという主張の中で暴力的な抗議が勃発し、2019年10月に辞任に追い込まれている。

反対派は、レバノンが経済危機を克服する支援を受ける前提として、国際社会が要求する改革を実施するための暫定政府設置を要求。

アウン大統領とベリ議長は2日前に会議を開き、議会議長はハリリを再度首相に就けることを提案した。

国会議員たちは、ベリがハリリのことを「現在の舞台に適切な人材」と称していると述べている。

ベリはまた、ヒズボラがハリリを支持していると主張している。

情報筋は、バリが実務家内閣ではなく、首相が先頭に立つ政権を主張していると言い、レバノンが直面している政治的および経済的危機に照らして、ハリリがリーダーシップを取れる権力を提供することを望んでいると伝える。

しかし、ハリリと自由愛国運動(FPM)間の論争は彼が首相の時代に悪化し、両者間の関係は終わっている。

フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、港湾爆発の2日後のベイルート訪問中にレバノンの指導者たちに、9月1日にレバノンに戻り、改革が確実に行われていることを確認すると語った。

彼は当局者に、「今後数週間の間に自らの責任を果たし、改革を開始し、そして挙国一致内閣を形成すること」を求めた。

未来運動の指導者ムスタファ・アロウシュはアラブニュースの取材に対し、「ハリリにとって、将来の政府を率いる条件は何も変わっていない。 必要なのは、国際社会にレバノンを助けることが可能であることを示す一方で、レバノン人には(自国を)救う力があることを説得する独立した政府機関である。

「政府は生産的であり、また議会がもたらす妨害の重荷を取り除けるよう、広く例外的な権限を享受できなければならない」

ベリ議長とハリリは議論を続けることが期待されるが、アロウシュは面談がいつ行われるかは予測できていない。

「ベリは積極的な取り組みに着手しており、アウン大統領に既に政府のプロジェクトを提出した」とアロウシュは述べた。

彼は、「自由愛国運動(FPM)との政治論争は続くが、 必要なのは、ハリリではなく、自由愛国運動(FPM)が変わることである」とも語った。

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