
テヘラン: イランの準軍事組織である革命防衛隊が土曜、1月の米国によるイランでのドローン攻撃中に行われた、最高司令官殺害に関与した者全員を追いかけると脅した。
防衛隊はそのウェブサイトでフセイン・サラミ司令官の言葉を引用し、「トランプ氏!我々の偉大な司令官の殉教に対する報復は明らかで、重大で、現実だ」と掲載した。
米国のドナルド・トランプ大統領は今週、ワシントンはガーセム・ソレイマーニー司令官の死に対するイランのいかなる報復の試みにも厳しく対応するだろうと警告し、「もし彼らが方法や形を問わず我々を攻撃すれば、我々が1000倍厳しく彼らを攻撃する指示が、すでに書面で出されている」とツイートした。
この大統領の警告は、今年初めにバグダッド空港で行われたソレイマーニー殺害に関連して、イランが駐南アフリカ米国大使を暗殺する計画を立てているとの報道に反応して出された。
「我々は、世界一のテロリストで、アメリカの兵士や、世界中のとてもたくさんの兵士や人々の大量殺人者を殺害した」と、トランプは述べた。「ガーセム・ソレイマーニーは死んだ。彼は死んだのだ。悪い奴だ。悪い奴。とても悪い奴」
サラミはイランによるラナ・マークス大使暗殺計画の報道を否定したが、イランが司令官の死に対して報復の意志があることを明確にした。
「殉教した兄弟のお返しに女性の大使を攻撃すると思うか?」と司令官は述べた。「我々は直接・間接に関与した者たちを攻撃する。この出来事に関わった者は全員攻撃されることになると知っておく必要がある。これは真面目なメッセージだ。我々は全てを行動で証明する」
1月、イランは死者を出したドローン攻撃に反応して、イランの米国兵たちを攻撃標的に弾道ミサイルを発射した。
トランプは2018年に、世界の大国と結んだイランの核合意から米国を離脱させて以来、制裁措置によってイランへの経済的圧力を徐々に強めてきた。
テヘランは濃縮ウランの備蓄拡大を続けて他の国に圧力をかけ、米国の制裁によるダメージを埋め合わせてきた。一方で、核兵器開発は望んでいないと主張している。
AP