
アラブニュース
ドバイ:UAEは国際原子力機関(IAEA)の理事会に再選出された。この決定は総会で為されたもので、今後2年間有効となる。
UAEは最近、バラカ原子力発電所の1号機を稼働させたところだ。アラブ諸国では初の原子力発電所の開発、運営で、電力供給の50%を原子力で賄うことに成功した。
理事会はIAEAの基本方針の作成を担当する。UAEは以前も、2016年から2018年、2013年から2015年、2010年から2012年に理事国を務めたことがある。
35ヶ国からなる理事会はIAEAの財務諸表、プログラム、予算などを精査し、提言するほか、加盟希望国の申請を検討し、保障協定や安全基準の公表を承認する。
「UAEのIAEA理事会への再選出は、原子力利用についての基本方針作成においてUAEは積極的な役割を果たせるという国際社会の信頼をはっきりと示している」と、IAEAのUAE代表部大使、ハマド・アルカービ(Hamad Alkaabi)氏は、文書を通じて語った。
「また、この決定は、原子力エネルギーの平和的利用の発展におけるUAEの成功と責任あるアプローチを各国が評価していることも意味する」
最近の原子力発電所の稼働により、UAEは国を挙げての原子力エネルギー平和的利用プログラムで進歩を見せたといえる。